新聞とラジオの紹介で知った2つの美術館を巡って来ました。
(子供の日は、正直、関係無いが...)
一つ目は、東京芸術大学内にある東京芸大美術館で開催されていた「相国寺展」です。
新聞の広告の文面に惹かれて観に行く事にしました。
「金閣・銀閣・鳳凰がみつめた美の歴史」という謳い文句に、結構、有名な芸術作品が展示されているに違いない、という素人判断で行く事に決めた次第。
また、東大よりも入学するのが難しいと言われている東京芸大がどんな校舎や雰囲気なのかも気になって、絶対行ってみようという話で固まりました。
東京芸大は、上野・鶯谷・根津のどの駅からも15分弱のちょっとのところにあるらしく、結局、鶯谷から歩いて行きました。途中、上野近辺で一番大きく、元々、鎌倉幕府 徳川家の菩提寺である東叡山 寛永寺という寺(本堂は根本中堂という建物)に立ち寄って行きました。どうやらこの寛永寺は、比叡山 延暦寺をまねて建てられたそうです。
この寛永寺を見学して、御朱印を頂いたのち、東京芸大美術館に行きました。
さすがゴールデンウィーク、めちゃくちゃ混んでました。
国宝や重要文化財が多数展示されていて、その中でも、伊藤若冲(いとうじゃくちゅう)という江戸時代の画家に一番スポットライトが当たっていたように思います。そのほか、雪舟や狩野派の色々な画家の作品で、相国寺や金額地・銀閣寺に収蔵されている作品がたくさん展示されていました。
混んでいたこともあり1時間半強かけて一通り鑑賞したのちに御徒町で昼飯を食べて、午後は、飯田橋にある凸版印刷の本社の地下にある「Koishikawa XROSS」(小石川クロス)というデジタル美術館に行って来ました。
こちらもノリで申し込んだのですが(事前予約制。各回12名ずつ)、なかなか楽しめました。
館内は3つのエリアで構成されているのですが、最初の16Kシアターでは、奈良 吉野山になる金峰山寺のデジタルアーカイブが収録されていて、それをVR映像で見せてくれるのだけど、これが相当に見ものでした。ちょっと感動....
金峰山寺のVR映像は、まさにパラグライダーで山の上から飛んで来たような浮遊感を味わえます。
そしてあとの2つのエリアでは、なんと午前中に見て来た相国寺展でたくさん展示されていた伊藤若冲の作品で、太平洋戦争で焼失した作品を印刷技術とデジタルと復元した映像を見せてくれました。
最後のパートは、日本の国宝などの有名作品を、同じくデジタルで3次元映像で撮ったものを、手元のデバイスで操作しながら、360度から作品を鑑賞できる仕組みになっていてこれも中々、スバラシイ出来でした。。
谷根千や上野近辺は、たくさん美術館や博物館があるので、今後、もう少し深堀ってみたいと思って帰って来ました。。
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