新しい年になりました。
毎年、年明け早々に初詣に行っている近所のお寺へは、31日の深夜にちょっとレオンの調子が悪く、今年は行けませんでした。
そんな年初めで、今年は、何か目標を持とうかと思っているうちに、年末年始休暇も終わってしまいます。。
最近、物(というか言葉)がすぐに思い出せない感じになって来たので、何か記憶力の低下を防ぐために、例えば漢字検定などを受けるとか改めて英語を勉強し直すとか資格を取るとか、何かをしようかと考えているところ。
年末に家の片付けをした際に、たまたま机の横に読み掛けのまま置いてあった、アルビン・トフラーという未来学者が書いた「未来の衝撃(FUTURE SHOCK)」という本を見つけて読み直しました。。
原書は、1970年に書かれたもので、今から50年前の著作ですが、その中に今の世の中を予見するような話がたくさん載っています。
その一つが「情報オーバーロード」(情報過多)という事象で、
「情報処理能力を上回る多量の情報によって、情報をうまく処理できず、理解の精度が下がったり、意思決定の質が下がったりすること」と定義されており、
別の表現では、「膨大な情報によって必要な情報が埋もれてしまい、解決できたはずの課題が理解できなくなったり、意思決定したりすることが困難になることを指す。古来から脳の処理能力は変わっていないのに、現代人は常に新しい情報を得ることが求められ、情報があふれかえる中で溺れてしまっている状態である」と書かれている。
ここ数年は、どうでも良いネットの情報を以前にも増してたくさん目にするようになり、そしてすぐに忘れるし、やらなければいけない事はやり漏らさないように、必死にスマホのメモに書き留めているという状況になっているが、この50年前に執筆された「未来の衝撃」の中に、『重要でないことは全てすぐ忘れるように、価値のありそうなデータは、その場で書き留めておくように意識的に努力している。この技術?は、知的生活が複雑になっている現在(1970年?)、それにうまく対処していくためにもってこいの単純化である』という記載があり、現在の自分を予言されているようで畏怖を覚えます。
テレビよりもラジオとかの方が視聴していて落ち着くのは、脳の処理能力がテレビを避けているからなのかな。。
ここから先の十年、二十年、このような時代の流れに取り残されるのではないか、そして大量の情報に溺死するのではないか、と心配な限りです....
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