デービッド・アトキンソン氏をご存知でしょうか?
前の菅政権時のブレーンを務めていたことで知っている人もいるかと思います。
経歴でいえば、オックスフォード大学で日本学を専攻し、アンダーセン ➤ ソロモンブラザース ➤ ゴールドマンサックスの元共同経営者まで務めた後、2009年に日本の社寺等の設計・建築を行っている小西美術工藝社に入り、現在、社長を務めている方です。
日本への造詣も深く、茶道にも通じている方です。
私は、著書「日本人の勝算」を読んで、その考え方に非常に共感し、人となりに興味を持った次第です。特に、日本人や中小企業の生産性の低さを指摘し、日本経済の低迷から抜け出すには、これらの要因に対して手を打つ必要性を訴えています。
中小企業の合併策を推進を強く主張する人、というレッテルを貼っている人も多く、考え方に馴染まない人は色々批判している人もいるようですが、著書等における指摘は的を得ていると思います。
特に、後継者不足や経営改善の努力不足により、毎年3万社~5万社が廃業している現状において、もっと経営力が向上すれば、まだまだ潜在力のある中小企業が成長することは可能だと思っている私としては、是非、日本の政策サイドにおいてもアトキンソンさんの意見を参考にしてもらい、人口減少・高齢化で弱体化した日本経済を元気にするカンフル剤として活かして貰いたいと思います。
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