日本の伝統文化の進化系

いま、京都芸術大学で、一応、日本の伝統文化を学んでいて、その中で日本の伝統文化の一つである「能」についても、文献やビデオ授業を見て、成り立ち・背景や歴史、その伝統芸能の所作などを学んでます。

一度、本格的な能を見てみたいと思っていたのですが、たまたま「能」で、欧米流のオリジナルストーリーを作って、それも英語で演じる舞台があるという事を知って、どんなものかと興味が湧いて、観て来ました。

すごいなと思うのは、日本で1300年前から続いているけど、日本人でも滅多に見に行く事が無い「能や狂言(あわせて能楽と呼ぶ)」という伝統芸能を、生粋?の外国人である人達が、オリジナル版を作って、日本のみならず海外でも上演しているという事です。

若干補足すると、能は「平家物語」「源氏物語」「伊勢物語」などの日本の古典文学を題材にしてストーリーが作られているのだけど、この「シアター能楽」という英語で能を演じる劇団?は、エルビスプレスリーを題材に独自のストーリーを作り、それを全部英語で演じて、日本以外にも、アメリカ、イギリス、スウェーデンなどで公演しているらしいです。。

まぁ興味が無い人にとっては、「何の話のこと?」という感じだと思いますが、
要は、イタリアのオペラに例えると、これまでの伝統的な作品を横に置いて、独自のストーリーを創作し、それを英語(もしくは日本語など)で、日本や世界各国で公演している、という感じかな。。

ちなみに、この「シアター能」という演劇集団?の代表?を務めている、リチャード・エマートさんという方は、アメリカ人で、元々大学時代に日本の伝統芸能・文化を勉強していて、その後、早稲田大学に留学し、そのまま日本の伝統文化を研究して、シアター能を設立し、東京芸術大学や武蔵野大学の教授を務めており、もう一人のジョン・オグルビーさんは、元々、ブロードウェイで演劇やダンサーをやっていた人らしい...

舞台そのものの写真撮影は不可だったので、会場になった「東京芸術劇場」の開演前の様子がこちら。。 ↓

まだ開演まで時間があるので空いてるように見えるけど、開演時はほぼ満席。

そしてやはり、欧米系の外国人の方が多数見に来てました。。

↓ 能舞台は、本当の本物とはちょっと異なるけど、ほぼほぼ本物に近く、こんな感じ。。

東京芸術劇場のプレイハウスというシアターで開かれましたが、後方はこんな感じ。。 ↓

非常に素晴らしい施設です。。

能とセットで演じられる狂言は、我々日本人が聞いていても言葉が難解で理解できないのですが、この「シアター能楽」の公演は、基本、英語で演じられる事もあって、能舞台の上に、小さな電光掲示板が設けられていて、そこに英語または日本語が表示されるようになっていて、それを見ながら演技を見ると非常に理解しやすいという事を認識しました。。

↓ 下記の能舞台の写真で、私が赤線で枠を囲ったのが、電光掲示板。
  普通の能や狂言の舞台には、このような電光掲示板は有りません。。

多分、本物の能や狂言も、古い言い回しだと、日本人でも分からないので、こういった掲示板をどこか脇にでも用意したら良いんじゃないかな、と思いました。

内容も良く理解出来たし、世界に日本の伝統文化を発信・普及するという意味で、なかなか面白い取組みだなと思って帰って来ました....

最後にオマケで、東京芸術劇場の建物の写真。↓

建物の入口のコンコースとプレイハウスの写真。↓↓

別に、日本の伝統芸能だけを演じる場ではないですが、素晴らしい施設だった。。
(池袋駅西口徒歩5分圏内)

本物の能楽(能+狂言)を、近いうちに見に行かねば....






レオンな生き方

愛犬レオンとサッカーをこよなく愛し、たまにパラグライダーで空を飛んでるバブル世代が、趣味や世の中の出来事など好きなことを語ります

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