金曜日、時間に少し余裕があり、TV番組プログラムに気が付けば、22時から「ドキュメント72時間」という番組を見る事にしていて、一昨日は、この72時間は「盆栽 鉢の中の小さな宇宙」という、さいたま市の盆栽村を取材した特集でした。
この盆栽村エリア内にある盆栽を売っている盆栽園にカメラと取材クルーが丸3日(72時間)滞在して、盆栽を買いに来たり、盆栽教室に通ったり、盆栽園のオーナーを取材したりする内容で、これはこれで、面白かったのですが、
そのまま総合テレビ(1CH)を付けていたら、池上彰さんが出て来て「時をかけるテレビ」という番組が始まったのを、そのまま見ました。
初めて見る番組だったけど、過去のNHKのドキュメンタリー番組から、当時の映像を再放送して、ゲストにその内容をコメントしてもらうという企画の様ですが、一昨日の放送で取り上げられていた、今から10年前に放送された2015年のNHKスペシャルで放映された「見えず 聞こえずとも 夫婦ふたりの里山暮らし」という番組の再放送が、なかなか衝撃的でした。
今から14年前(放映時から14年前なので2001年?)に結婚した、旦那さんの梅木好彦さん(68歳)と奥さんの久代さん(65歳)の夫婦の暮らしぶりを取材した番組なのですが、奥さんの久代さんは、2歳で耳が聞こえななくなり、目も数年前に見えなくなって、盲と聾の両方の障害を持っている状況で、2人で田舎に暮らす暮らしぶりを取材したものです。
何といっても、スゴイのは、奥さんの久代さんが、目も見えず、耳を聞こえないないのに、毎日、手探りしながら旦那さんの弁当を作り、昼間は、視覚障害者用のパソコンを操って、旦那さんにメールを打ったりするなど、健常者とさして変わらない生活をしている事です。
以前、同様の2重苦の障害を持った東大教授の話を、このブログに載せましたが、改めて、人間は、取り組み方次第で、ある程度の障害は乗り越えられるものなんだなぁ、と感嘆・感動・感涙した次第です。
こういう番組を、若い人で、色々な苦労や障害を持った人達(特に学生)に見せられないかと思案しています。。
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