アメリカのマーサズ・ヴィンヤード島という所で耳が聞こえない聾者が多く生まれて生活していて、島の住人のほとんどが普通の会話と手話の双方が出来るバイリンガルで、耳が聞こえないという障害がある人も一定数が存在すれば差別扱いされない社会が構築されていたというフィールドワークを題材にした本の話をこのブログに書きましたが、世の中には、ものすごいハンディが有ってもそれに打ち勝っている人がたくさん居るのだな、と最近、また新たに思う機会がありました。
知人から教えて貰った「nippon.com」という海外向けに日本を紹介するサイトに、スゴイ人が紹介されていたので忘れないようにここに載せておきます。(出来れば、一度会って話をしてみたい)
9歳で失明し、18歳で聴覚を失ったという状況下に有りながら、現在、東大で教授を務めている福島智さんという人です。
そもそも 目も見えない状態に陥っているところに、18歳に今度は聴覚を失ったという事で、他人からの声や視界でのコミュニケーションが受け取れなくなった訳だけど(何も見えないし、人から話しかけられても何も聞こえないのだから当然か)、本人が「18歳で、たった一人で宇宙空間に放り込まれた感じになった」と言ってますが、確かに想像を絶する気がします。
一応、点字で文章などが読めるみたいだけど、耳も目も両方使えないとなると、どうやって生活しているのか、そもそも1日の時間なども把握できるのか、全く想像もつきませんが、東大の教授を務める事が出来ているってどういう事?
もう一人は、Netflixの番宣見ていたらたまたま番組紹介に出て来て、「え、えっ⁇」ってなった、ザイオン・クラークという、下半身が無いレスリング選手です。
正直、どうしてこの体で健常者と同じようにレスリングが出来るのか意味が分からない、というか凄すぎる。。
日本で普通に暮らしている人達の中で、特に若い人達の中で、いじめやちょっとしたハンディで、引きこもりになったり、場合によっては命を絶つ人がいるけど、こういう「ハンディをハンディと感じさせない」物凄い人達が居ることをもっと広く紹介して、そういった子達が自分の悩みを軽く捉えられるように出来ないものかと思ったりしてますが...
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