今日、車を車検に出すのに、ディーラーまで出掛けて行くのに、J-WAVEの朝9時からやっている「Across the Sky」という番組を何となく聞いていたら、その中で中野量太という映画監督が自宅の書棚(所持本)を紹介するコーナーがあり、そこで「メメント・モリ」という本が紹介されてました。。
「メメント・モリ」ってなんか聞いたことがあるなぁ。。と思って、一応ネットで調べてみたら、TVでちょいちょいCMが流れているスマホとPC向けのRPGゲームの「メメントモリ」を耳にしていたから、そのワードだけは知っていたのでした.... ゲームの中身は知らないけど、ああ、アレだ、と。
ただ、「Across the Sky」の中で紹介されていたのは、「メメント・モリ」という、藤原新也という作家・写真家が1983年に執筆・出版した本の事でした。
で、そもそも「メメント・モリ」って言葉は何を意味しているのだ?と調べてみると、下記の通り、ラテン語らしく、記憶に留めるという「memento」という動詞と、死すべき運命という意味の「mori」を繋げた文で、「自分がいつか必ず死ぬ事を忘れるな」「死を想え」という意味らしく、現代においては、「自分がいつか必ず死を迎えることを忘れずに、今を大切に生きるべし」という解釈の警句だそう。。
大元は、古代ローマで戦いに勝利した将軍が、凱旋パレードを行う際に、使用人に「メメントモリ」と言わせていたとされています。 これは、勝利に酔いしれる将軍に対して、やがては死が訪れることを思い起こさせ、謙虚さを忘れないようにするための戒めでした。
シェイクスピアが、『ヘンリー四世』という戯曲の中で初めてこの言葉を使ったらしい。
となると、メメントモリというゲームにこのネーミングを使ったゲーム作者は、中々の教養がある人と言う事になるなぁ。。。
このメメント・モリのwikiの解説の中に、「カルペ・ディエム」というラテン語も出て来るのだけど、これは何だ?とリンクを見てみると、(花などを)摘むという意味の「Carpe」と日を指す「diem」の組み合わせで、「その日を摘め」すなわち「今日この日を大切に生きよう」「今を生きよ」といった意味らしく、未来は不確かであるため、今日という瞬間を精一杯生き、楽しもう、と解釈されているらしい。。
更には、藤原新也氏が、最近「メメント・ヴィータ」という本を出したらしく、この「メメント・ヴィータ(生)」は、どちらかというと「カルペ・ディエム」に近い意味のようで、「生きる事を想え」という意味のようですが、ただどうやら藤原氏の造語らしい。。
以前、このブログに取り上げた書籍「Die with Zero」の考え方にも通じるもので、人生訓として記憶しておいても良い言葉だな、と思った次第。
ただ、「カルペ・ディエム」を検索したら、何と、それを社名にしている会社や胸にロゴプリントしたTシャツ、ブラジリアン柔術の教室名、その名前を付けた介護施設などが出て来て、自分が知らなかったこの「カルペ・ディエム」を、数多くの人達が知っている事にやや驚く。。
自分も、ペンネームとかで使ってみるか。。
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