先日、学生時代の友人である西成活裕君が2021年のイグノーベル賞を受賞しました。
イグノーベル賞は、「人々を笑わせ、考えさせた業績に与えられる賞」となっており、一般的には、ノーベル賞のパロディーの位置づけですが、今回、西成君とその共同研究メンバーが受賞した研究テーマは至極真面目なものだと思います。
研究テーマは、「歩きスマホの人がいると歩行者の集団の歩く速度が遅くなるという『レーン形成現象』」を扱ったもので、動力学賞を受賞しています。
ご存知の方もいると思いますが、西成君は現在、東京大学先端科学技術研究センター教授の役職にあって、自身が確立した「渋滞学」の第一人者であり、「世界一受けたい授業」などをはじめテレビ番組にも出演している人です。
ぜひ近いうちに、「イグ」の付かないノーベル賞を取って貰いたいものです。
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